第248話|テーマ設定で発生する現場とエライ人のすれ違い

第248話|テーマ設定で発生する現場とエライ人のすれ違い

よくデータサイエンスなどのデータ活用のテーマ設定は、現場で上手くいっていないこと、要は出来ていないことが設定されます。

しかし、設定されたテーマ(現場で出来ていないこと)を見て、「そんなこと出来ている」と言う方がたまにいます。

出来ていないことを示す明らかなファクト(事実)を示してもです。

今回は、「テーマ設定で発生する現場とエライ人のすれ違い」というお話しです。

こんなこと出来ている

現場の方と一緒に、よくデータサイエンスなどのデータ活用のテーマ設定をしているときのお話しです。

テーマ設定をするとき、現場のお困りごと(問題)から始めることが多いです。

当然ですが、現場で上手く出来ていることが、現場からお困りごと(問題)として提示されることは、まずないです。

たまに、そのお困りごと(問題)を元に設定されたテーマ(現場が出来ていないこと)に対し、エライ人が一言……

この程度のことは出来ている

どういうことでしょうか。

現場から上がって来た声を無視するかのようです。

明らかなファクト(事実)を示しても無駄なこともある

そこで、データにもとづいたファクト(事実)を示すこともあります。

それでも一言……

そんなことはない

見たくないファクト(事実)に蓋をするかのような言いぐさです。

そんな人、本当にいるの??? と思われるかもしれませんが確実にいます。

現場を知らない???

あまりにも強情だと、単に現場を知らないエライ人、というレッテルが張られ信用が落ちるばかりです。

現場の人が出来ていないと言っているのに、出来ているはずだ、と言うのですから意味不明です。

そのエライ人は、本当に現場を知らないどころか、現場の声を無視し、見たくないファクト(事実)に蓋をする、どうしようもない人なのでしょうか?

視座の高さが違う

現場をよく知らないというのは確かでしょう。現場から離れて久しいからです。

もしかしたら、そのエライ人は物足りなさ違和感を感じ、現場のお困りごと(問題)を元に設定されたテーマに対し拒否反応を示したのかもしれません。

現場エライ人では、視座の高さが異なります。当然、エライ人の視座現場の視座よりも高く、見える範囲が異なります。

その高い視座から見て感じた違和感が、現場から上がって来たテーマに感じたのかもしれません。

そのあたりを意識してみると、そのすれ違いの原因が見えてくることがあります。

思いを言葉にできない

物足りなさ違和感は、言葉にして語らないと現場から見たら意味不明です。

現場から見たら、そのエライ人は、現場の声を無視し、見たくないファクト(事実)に蓋をする、信用のない肩書だけの人になり下がってしまいます。

お互い視座の高さの違いを意識し、歩み寄る必要があります。

ただ、視座を上げるのは非常に大変なため、エライ人が現場理解をするという気持ちで、歩み寄った方がいい気がします。

エライ人から歩み寄る気配がない場合、そのエライ人が感じている物足りなさや違和感を、誰かがヒアリングし明らかにする手間が発生します。

明らかにすべきは、見ているポイント評価軸(多くの場合、無意識)、それを元にどう考えたのか、という思考過程です。

今回のまとめ

今回は、「テーマ設定で発生する現場とエライ人のすれ違い」というお話しをしました。

現場の方と一緒に、よくデータサイエンスなどのデータ活用のテーマ設定をしているときのお話しです。

テーマ設定をするとき、現場のお困りごと(問題)から始めることが多いです。

たまに、そのお困りごと(問題)を元に設定されたテーマ(現場が出来ていないこと)に対し、エライ人が一言……

この程度のことは出来ている

現場が出来ていないと言っているのに、一体どういうことでしょうか。出来ていないことを示す明らかなファクト(事実)を示してもです。

現場から見たら、そのエライ人は、現場の声を無視し、見たくないファクト(事実)に蓋をする、信用のない肩書だけの人になり下がってしまいます。

現場エライ人では、視座の高さが異なります。そのあたりを意識してみると、そのすれ違いの原因が見えてくることがあります。

お互い視座の高さの違いを意識し、歩み寄る必要があります。